喫茶 まほろば

もしわたしがリティという名前だったら

わたしはマイノリティの魔女リティ

おうちかえる

大人は
嘘ばかり言うと
ちいさい子は
語るのだ。
絵本を読んで
留守番。

暗号（かんたん）

明日はうちに帰ろうと思う。
あのかっこいい新幹線に乗るのだ。

きょうも たのしい

きつねは
ょるに
うそをついて
「もうひるまです」
たいくつな
のはらの
しみったれた
いいわけ

暗号（簡単なもの）

さえちゃんが、ほら、花びらみたいな色でしょう？と言って低温火傷の痕を見せる。わたしは、ほんとだ、と言う。

田端２

もてます
毎週水曜日に遠方からラブレターが届きます。一週だって欠かした事がありません。その手紙の最後にはきまってみそ汁や煮物なんかのレシピが書いてあり、手紙の端には土がちょっとついていたりします。

同封されてるのは必ず花の写真で僕はどんな愛の言葉を考えるよりも先に、レシピの料理を作って食べるんです。
そういう恋人に会いたい（つまりもてない）

彼の名言にはいつもハッとさせられます。

田端

世界中の鉄砲を豆鉄砲にしてしまう魔法とお腹が空いた時に岩をシュークリームに変える魔法を練習中です。今使える魔法はねんざを治す魔法だけです

恋人はいますが天体でいうとカシオベア座の近くの小さな薄暗い惑星にいて肉眼では確認できません

コピペ。

竹やぶやけた

「カンガルーのためのメタノール眼科」
「薬のリスク」
「死にたくなるよと、夜泣くタニシ」
「たぶん、豚」
「ママが我が儘」
「このライオンおいらの子」
「よし、好きだ、キスしよ」
「滝で骸骨は初恋ができた」
「世の中ね、顔かお金かなのよ」

可愛い言葉たちー、回文。絵の題名に迷ったらつかおう。

花畑

花畑に行くと、匂いを嗅ぐのは恒例だが、たまに花のくせに臭いのもあって、そういうときのくわぁ〜っという感じ、花のくせにというか、頭の中ではいい匂いを想像していて、そのいい匂いを存分に嗅いでやろうという勢いがあるので、臭いとほんとうに不意打ちをくらったような気持ちになる。とくに臭いのが多いのは菊系で（菊系という言葉があるのかは知らんが）菊っぽい形でこちらが臭いかもな、と思いながらおそるおそる嗅いだ花がわりかしいい匂いだと、ほっとするというか嬉しい気持ちはあるにはあるが、想像したのと違うあれっといった感じだ。葬式の花というイメージもあって、菊はそんなに好きではないけれど、嫌いではない。紫の花びらで真ん中が黄色の菊、なんて言う名前かわからないけど、あれはさっぱりした威勢のいい花だと思うし、まんまるの（円ではなくて球体の）菊、これもなんていう名前かはわからないけど、かわいらしい花だと思う。私はだいたいにおいて花は好きだが、パンジーだけは好きになれない。あの白いプランターに似合う安っぽい感じと、薄っぺらいくせにどぎつい色の花びらと、犬の顔みたいな見てくれは好きにはなれない。あとあじさいは好きだが、あの葉っぱはどうも好きになれない。どかっとしたような「おうおう」と威張り散らしたような濃い緑とあのぎざぎざして丈夫そうな感じは、花の中でもひときわ異彩を放つ。

鳥の真似をすることもある

夜は、ふくろうみたいな気になる。
昼間は、カナリヤみたいな気になる。
朝は、きつつきみたいな気になる。

恋〜

あるひ〜どこかで〜地面が恋をしていた〜。

ひろしまのおとこ

わしゃーこうはなおとこじゃけぇいちどしかいわん

あいしとる