あまたもろもろの帰りに猫の死体を発見し、Jと2人で人目につかない場所まで連れて行く。もし生きていたら私の家に今いるだろうけど、死んでいたから小さな森のような場所で眠っている。こういう風に私の家に来た子もいるし、わたしの友だちの家に行った子もいるし、人目につかないところで眠った子もたくさんいる。わたしはよく彼ら彼女ら(車にひかれた猫)に出会うのだけど、そういうのは猫のほうが私を選んでいるという。この人だったら私を片付けてくれるでしょう、お願いします。というもの。Jと2人でなんだかぼーっと無表情にその運命のようなものに身を委ねて、ああどうか安らかに。と目を閉じた。