かわいいモチーフ。
「ほうら、見て!満天の星空!ああ、星が降るわ!シャワーをひねったみたいよ。願い事をひとつしてもいいかしら、あなたとずうっといっしょにいられますように、って。きゃっ」
くらいのぶりっこ加減、頬を赤らめるような。きゃはは!うふふ!
ーーーだったはずが。
魔術のような、ひどくグロテスクな絵になってしまった。
どうしてこんなことに。わからない。わからない。
「ふと老婆が星空を見ると天馬が駆けてきて彼女をさらって逃げた。ひいっ、叫び声がひとつあたりの空気を振るわせた。森の木々はざわめき彼女の不在を知るのであった。はてさて背骨がぼきりと音を立てて折れたのが先か、それともしたたる失禁に天馬が眉をひそめたのが先か」
くらいのグロテスクさ。
どうしてこんなことに。わからない。わからない。