姉からプレゼントされた「アボンリーへの道」のビデオ。
ほんとうに素晴らしかった。
あぁ、宝物にしよう。そうしよう。と思い、それならやっぱり第二シーズンも買わなきゃね。と、いそいそ注文。30240円。このお金は大事なお金。このお金で暖房器具を買おうと思ってたのね、わたし。あら、注文しちゃった。とほほ。まぁ、いい。
こんなふうにわたしはいつも優先順位を間違える。でも、大丈夫。
こころを暖めるのが先。心豊かに暮らせたらいいんだから。大丈夫。
寒くなんかないや。と部屋の中、白い息で煙らせて、赤い鼻で猫を抱く。
春を待つのだ。わたしはじっと動かずにいて、生姜湯を飲む。
ゆっくり熱い湯船に浸かり、分厚い靴下をはく。
猫が二匹ゴロゴロというのを聞いている。