今日は舞鶴から山を越えて、「野原」というところまで釣りに行っていました。
なんとも風情あるさみしげな漁港で、静かな海に海鳥が飛んで。
はじめは、おっかなびっくり、おどおど、魚が可哀想で、痛そうで、
ああ、命というものは、こうやって分け与えられてだとか何とか。
それがありがたいやら、嬉しいやら、なんだか悲しいやら。
小さいアジが釣れたら、「こんなにまだちいさい子なのに、、、」
大きなアジが釣れたら、「お母さんーって泣いてる子がいるのかも、、、」
妄想はぐんぐん膨らんで、痩せたアジが釣れたら
「おなかすいてて、偽物の餌に食いついたのか、、、すまんな」
目玉から血が出たアジを見て、「ごめんよ、、、あたいはこんなに汚れちまった」
しかし、、、釣れる釣れる。大漁大漁、数えてみると224匹も!
最後は「うほー」とか「うひゃー」とかいう奇声をあげ、
「ひっひっひー」なんて醜い笑いが止まらなかった。
片栗粉をつけて油で揚げて、塩を振って食べた。
命の味がしたよ。(うそ、ただもうほんとおいしかった)