猫は飼い主を「母猫」と思っているらしい
これは本当に勘違いしている訳ではないのだが
猫が人間に愛情を示すときに子猫が母猫に対して行なっていた
コミュニケーション手段が使われていることから想像される。
その代表的なものが喉の「ゴロゴロ」である。
もともと母猫に甘えるときにだけ「ゴロゴロ」は使われていたのだが、
人間と暮らすようになってからは人間に対しても嬉しくなった時などに
「ゴロゴロ」鳴らすようになった。
これは意識的に「ゴロゴロ言ってやろう」として鳴らしているわけではなく
「信頼を求める感情」を持った時に自然と鳴ってしまうものらしい。
すぐに「ゴロゴロ」言う猫となかなか「ゴロゴロ」言わない猫がいるが
これは猫の性格の違いであって
すぐに「ゴロゴロ」鳴らす猫は甘えん坊な猫なのです。
また猫は飼い主を母猫として見ていると考えられる理由のひとつに
「ニャア」がある。
猫が飼い主を呼ぶ声「ニャア」は子猫が母猫を呼ぶ声が基本となっているそうです。
これは自然の猫同士では使われることのない鳴き声です。
「ニャア」は猫が人間に対してのみ使われる猫にとっての人間語なのです。
猫のおみやげについて
猫は虫などを捕まえたら飼い主に持ってくる事がある
これは「猫のおみやげ」と呼ばれるが、これは母猫が子猫を育てる時に
獲物を巣まで持ち帰ることが起源。
猫は飼い主を代理母として見ているのですが、飼い主は「無能なハンター」です。
だからこの時は立場が逆転して
「ほら、あなたも取っておいで」と言っているのです。
丸くなって眠る猫 シャーと威嚇する猫
これは蛇の真似をしていると考えられています。
猫が野生だった頃、外敵から身を守る術として丸くなって
「私は蛇なんだから」と言いながら眠り
外敵に向かってシャーと威嚇して
「私、毒があるんだから」と言っているのです。