静岡県立美術館 11・3〜12・21
高木紗恵子
私の家には水晶を貼付けた花の絵(立体?)があって、そういえば昔、ずっとその花が好きだった。ぽけーっと惚けてその絵を観ていた。ということを思い出した。
下地としてさらっとモチーフ、木々や動物などが色とりどりに描かれていて、その上からレイヤーを重ねるように、まったく別のテクスチャー、たとえば樹脂?エナメル?水晶などで描いている。というのが実は今、私が興味のあるところで、彼女はおそらくずっと前からそのことについて考えて実践(描いてきた)のだと思うと、自然とぐっと寄って食い入るように観てしまったのだけども、フム、勉強です。というわけではなく、きゃ〜、ふわ〜、あはは〜、きれいね〜、ふふふ〜。と(なんて抽象的)
照屋勇賢
紙袋やトイレットペーパーの芯、お菓子など。ささやかで、脆い、壊れやすくて腐ってしまうような素材をつかう作品。私は素材として顔料よりも脆い染料をつかうことに内心びびっているのだけど、これは、、、、もっと脆いじゃん、腐っちゃうじゃん、ちょっとカビはえてるじゃん。。。。ま、いっか。私も、染料、ま、いっか。あ、でもドローイングはすごく神経質な感じがした。
柳澤顕
無機質な作品で、正直好みではないけど、油彩の作品は好き。手で描くということに私はまだ何の疑問も抱いていないのだけども。それから、コンピュータなんてもってのほか!頭の中で画面をつくるのよ、それが当たり前じゃん、なんつって、そんなんで、そのことには今のところ何の疑問も抱いていないのだけども、、、、もしかしたら?
鈴木理策 佐々木加奈子
ごめんなさい、写真あまりわからない。
内海聖志
抽象画。大きさの異なる色とりどりの作品が壁一面にぎっしり飾られていて、作品数の多さからも、遠くから観たらキャンバスの1枚1枚が点となる、大きな四角い点描のようにも見える。寄ってみると1枚1枚点描。フラクタル?こういう展示もいつかやりたいなあ。照屋勇賢のお菓子のカビを見たあとなので、カビにも見えた。とくに緑のが。
ブライアン・アルフレッド
フラットなかっちりした絵。小さなコラージュの作品のひとつにビルの窓に「ブライアンアルフレッド」と書いてあるというのがあって、ちょっと受けた。私がいんちきな英語やハングルを描くのも、ほんとうはちょっと受け狙いなのだ。文字という媒体はやっぱり面白いかもしれない。
小西真奈
色がどぎついくらいに鮮やかで、はっとする。写真のようにも見えるけど、存在がぐっと濃くて、霧の森の絵なんかは、その、霧混じりのひんやりした空気が漏れてるみたいだった。
ロダン(常設)
よく練ったやわらかいとても加工しやすい粘土でぐんぐん、物凄い勢いでつくったのがほんとうに見える。少々歪んでいようが関係ないっ、俺はつくるんだ、ぐんぐん。で、どれも立ち姿がちょっと妙なのです。奇をてらってるわけでもなさそうなのに、何かどこがどうというわけではないのだけど、、、、なんかやっぱりちょっと変なんです。ははは。そういえばジョジョが好きな友人がロダン愛好家なのだけど、、、なるほど。わかる。けっこうわかる。頷ける。