私が言わないのは言えないから描いているのだということで、これがペラペラと喋れるようなら、もっと別の方法で伝えようとしてるってば、っていう話をしていたんだけど、これは嘘〜〜〜。嘘八百〜〜〜。言えるなら言えるで絵を描いているだろうな。それから仲良くなって、お酒を飲みながら、とろんとした状態だったら喋る〜。恥ずかしいことをたくさん言う〜。
疎外感があるなあ、孤独感があるなあ、いつも、1人でぽつんといるような気がする。まわりの人とうまく馴染めない。というのは、美術なんかしている人は誰でも多かれ少なかれある感覚なんだと思うんだけど、私は寂しがりやだから、それがどうも嫌なのだ。もっと馴染んで、さわやか3組だとか金八先生のクラスメートみたいに、和気あいあいと世間と手を繋げたらいいのに、と思うのだけどやっぱり昔から、そういうのは薄気味悪くて嫌いだ。という性格のせいで、ずいぶん損をしている。斜に構えている。爽やかでもなんでもない学校生活では自分と無関係の人から必要以上に好かれたり、話したこともないのにびっくりするぐらい嫌われたりした。成績も悪かった。