行き先を決めずに京都の街にてぶらぶら散策。休日をたのしむ。
京都らしい京都の風景を満喫して、おいしいものもたくさん食べて、
大道芸も見る。異国の人をたくさん見て、やっぱり鼻が高くてかわいいなぁ。
とか、でも日本人のこまやかな顔立ちも悪くないかもなぁ。とか、
鴨が川を泳ぐなぁ。あの着物の柄は可愛い、でも着てる人は不細工だ。
とか、ぶかぶかと色んなことが浮かんできた。
京都らしい風景の所でおじいさんおばあさんがたくさん並んで絵を描いていた。
こっそり覗いて、なんて素直でいい絵を描くんだろうと思ってふー。と息をついた。
ほんとうに下手で、でも子どもが描くような「のびのび」した絵でもなくて、
影とか黒だし、緑はみどり色で塗るような、風景画。
わたしは画材屋なんかで、店員に「これはどうゆうふうにつかうんですか?」
とか何とか聞いてるおじいさんを見ると泣きそうに幸せになる。
「うんうん、きっといい絵が描けるよ。きっとすごく楽しいよ。」
そう言って、連れ立ってお茶でも飲みに行きたくなる。
「おじいさん、お茶しない?」